発起人(第四回)

 
 

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

春は再出発とか再生の季節。
もう一度始めよう、もう一度やってみようという気持ち、今度こそは、こらならどうだという希望の奥には静かな悲しみがあると思います。
春は悲しみと、そこから出発する希望の季節。
希望はろうそくのように明るくて温かくて儚いものだけど、我々は悲しみの度にそれを抱きしめて再びろうそくを点すしか、ない。
最近「訳もなく悲しい」という気持ちに陥っていないことを反省しました。
 
フローラ逍遥 (平凡社ライブラリー)

フローラ逍遥 (平凡社ライブラリー)

自分フォロー用に購入。
図版の美しさ、エッセーから読みとれる著者の“豊かさ”に注目。
発起人は、澁澤は小説よりもエッセー派。
花言葉に詳しい乙女は麗しいけれど花に関する経験、神話や古典や和歌や詩について語れたら「攻めの乙女」になれる(気がする)。
 
 
 
第四回ブックサロン 2012年5月6日